8/8ブレスワークキャラバン@沖縄キャンセルのお詫びと気づき

Aug 08, 2023

 

呼吸でつながるみなさま、こんにちは。

台風が過ぎ去ったばかりの沖縄より、水中セラピストのTamaです。

この度は、予定していた全国キャラバンツアーの沖縄開催をキャンセルする運びとなり、大変残念な気持ちです。楽しみにお待ちいただいた皆さま、ごめんさない。

約1週間続いた台風は、停電や断水など、これだけ長い時間いろいろなものがストップしたのは私自身初めての経験でした。

予定していたガジュマルの木の下のブレスワークは、私たちが育て大切にしている場所で行う予定でした。ここ数年大きな台風が来ていなかった木々たちは、大きく成長し、緑に包まれ、鳥の声や葉のささやきなど、そこで目をつぶり呼吸するだけで気持ちの良い空間でした。ガジュマルの大木は無事だったものの、周りの木々は倒れ、葉は飛び散り、今は荒々しい状態です。

台風は自然の浄化といわれています。

残念な気持ちもありますが、もう一度、『地』を固める。そんなタイミングが来たと感じています。

 

 

台風中、外では絶えず響く嵐の音。

携帯の電源も切れ、外にも出れず、停電していて一番気になったのは、

「今、台風がどこにいるのか。」

検索したらいくらでも情報を与えてくれるインターネット。その情報がないことへの飢餓感が湧いてきました。この嵐はいつまで続くのか、周りはどうなっているのか、被害はどれほどなのか、、、

いつも情報があることがあたりまえになっている感覚。

そのありがたみと共にもう一度そこから離れて、風を感じて、今を味わい、情報に頼らない時間をもつ大切さをあらためて感じました。

しかし、幸い私は家族とともに過ごすことができたのですが、もしたった独りで何日もこの状態を耐えなければならない状況は、長く続けば続くほどその不安感は増していくのでしょう。

電気がないことより、水が出ないことより、食べ物がないことより、一緒に過ごす人がいることが、何よりもの安心と希望へ繋がっていると思いました。

 

 

そんな台風の中、James Nestor著『BREATH 呼吸の科学』をゆっくり読むことができました。

この本は2022年に発売されたもので、筆者の研究と実体験をもとに呼吸について大変わかりやすく書かれています。

呼吸が私たちの体へ与える影響とそのメカニズムについて、吐く息と吸う息そして止める息について。

冒頭に書かれていた、紀元前500年周王朝時代の石刻文が力強く心に残るので、ここに引用させていただきます。

 

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息を運ぶには、満ちるまで空気を吸わねばならない。

満ちると、そこには大量に入っている。大量に入ると、伸び拡がる。

伸び拡がると下へ染み込む。下へ染み込むと、静かに落ち着く。

静かに落ち着くと、強く固くなる。強く固くなると、芽が出る。

芽が出ると、育つ。育つと上へ戻る。

上へ戻ると、頭頂に達する。

天の秘力は上へ動く。地の秘力は下へ動く。

 

これに従う者は生きる。これに逆らう者は死ぬ。

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ただ自然に身を委ねて、風の変化を感じながら、呼吸とともにその嵐が過ぎ去るのを待つ。

どんな時もそのひと呼吸が自然とつながっていることを感じ、信頼し、流れに身をまかせて、深くその恩恵を受け取りながら生きてゆきたいですね。

 

 

新しく芽を出し、さらに美しく循環する楽園になることを願って。

また良きタイミングで、ガジュマルの木の下のブレスワークへご招待させていただきます。 

毎月オンラインで行っている新月のブレスワーク。

月に一度の始まりの廻り、またみなさんと呼吸をご一緒することができたら幸いです。

 

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